【第4回】事例から学ぶ人員配置の最適化
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こんにちは、加藤です。
長男が野球クラブに入りました。
5歳の男の子もやりたい事に自らチャレンジします!
僕も負けられませんね(^^♪
僕は企業さんと関わる上で
大切にしている、
テーマに
『内部体制の最適化』
というのがあります。
最適化とは、
与えられた制約条件(経営資源)の下で
ある目的(経営目標)を
最大若しくは最小にすることですね。
常に新しい何かを求めるよりも、
今ある、既存の資産・リソースを上手く活用し、
磨き上げていくプロセスがとても大切だと感じます。
既存の組織
既存の商品・サービス
既存のお客様
既存の経営資源
を上手く活用できているか?
究極までに最適化できれば、
事業収益の改善は進むと考えています。
というか、僕は15年以上、
そうやって企業さんと関わってきました。
新しいテーマがNG、という訳ではありませんが、
やるべき優先度がありますよ。
ということです。
既存のリソースを引上げられないのに、
新しいものを導入するって何かピンとこないですしね(^^♪
だからこそ
『内部体制の最適化』
というアプローチが効果的なのです。
さて、
今、ビジネスの世界は、
VUCAワールド
Volatility(変動性)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
なんて言われてますよね。
要は、先行きが見えないということでしょう。
確かに、何の業種でも
先行きが明るいとは考えににくいです。
コロナの猛威もさることながら、
コロナを通じて、
人との関係性
協調性
コミュニティ
みたいものが薄れていっているように思えます。
僕達が最も大切にしていた、
要素が薄れているような・・・
そんな世の中になってしまっている気がしますよね。
でもですよ、
それでも、企業は前に進む必要があるわけで!
だからこそ、
僕が大切にしているテーマとして
『内部体制の最適化』
がある訳です。
企業経営においての最適化とは、
1)売上の最適化
2)利益の最適化
3)人員配置の最適化
であると考えています。
苦しい時期こそ、
自分達を見つめ直すチャンスです!
特に、自社・部門内においての
“人員配置の最適化”
はまさに今が旬のポイントになりそうです!
そもそも、人員配置に関しては、
何が正解で何が不正解かは
誰にもわかりません。
全ては結果が出れば良し、でしょうから。
(結果の定義はそれぞれ)
ただ、
売上・利益を最適化しようとすれば、
“人員配置を最適化”
しなければ、効果は半減します。
それくらい、
「人」が主であり、
「関係性」がビジネスの源泉
になっている企業であればあるほど
“人員配置の最適化”
は大切なファクターになるんですね。
僕が関わっているクライアントさんも、
この
“人員配置の最適化”
にはかなり力を入れています。
福岡・熊本・鹿児島で営業展開している
「染物の製造」を扱っている企業では、
コロナ禍において、昨年から
リアルな営業活動を停止しました。
オンラインセールスに舵を切る上で
ポイントになったのが、
営業事務の機能化です。
間接部門にいた事務員さん達を
営業事務へと配置換えしたんですね。
・既存客へのフォローコール
・新アイテム提案
・営業担当者の進捗管理
等の新業務を担っていただきました。
その結果、
今年の3月決算予測では、
過去最高の利益※(営業利益・経常利益共に)
が確定しました。
※それだけが要因ではありませんが、主要因の一つ
今までは、営業担当者に
顧客対応を一任していたところに、
営業事務が加わることで、
確実に顧客対応(接触頻度UP)が進み、
売り漏れが防止できた
ということですね。
まさに、
間接部門が
売上・利益アップ
の要因を作ることになったとは
社内の誰も考えておらず、
評価された、
営業事務の女性たちは、
モチベーションアップですよ笑
元々、この女性チームメンバーの中には
従来の事務業務だけでは、
評価してもらえず、
居場所を感じられなった人達が多くいて、
この提案を僕がしたときに、目が輝きましからね。
やっぱり、人は
自分の勤めている会社で、
存在を認められ、正しく評価され
そして、居場所がある
=
快適な環境が手に入る
事を求めていると思うのです。
そのためであれば、
自分の内側にある価値に気づき、
(若しくは気づかせたあげる)
それを、最大化させることが出来れば、
働く人達は
もっと力を発揮するということです。
“人員配置の最適化”
それは、
「内発的動機付け」がなされ、
それがエンジンとなり、
これまで、想定していなかった
結果を導く事が可能になるわけです。
もし、
・周囲に燻っている人
・力を発揮できていない人
・評価を貰えず、落ち込んでいる人
がいれば、
“人員配置の最適化”の
可能性を探してみてください!
因みに、僕と同じように、
企業に関わる専門家の皆さん!
そこで働くスタッフの皆さん!
専門外
=
本業とは別の領域
によるサポートこそ付加価値に変えるチャンスです(^^)/
そういう意味では担当企業・クライアント先の
“人員配置の最適化”
を提案できる関係性を築きてみること!
お勧めです(^^)/
それでは!
投稿者:K'sパートナー株式会社