【第3回】利益の最適化
投稿日:
こんにちは、加藤です。
今日から、7月スタートですね!
2021年も後、6ヶ月間。どう過ごすか?
計画的に物事を進めていきましょう!
僕が企業さんと関わる上で
大切にしているテーマに
『内部体制の最適化』
というのがあります。
“最適化”とは、
与えられた制約条件(経営資源)の下で
ある目的(経営目標)を
最大若しくは最小にすることですね。
常に新しい何かを求めるよりも、
今ある資産・リソースを上手く活用し、
磨き上げていくプロセスがとても大切だと感じます。
既存の組織
既存の商品・サービス
既存のお客様
既存の経営資源
を上手く活用できているか?
究極までに“最適化”できれば、
事業収益の改善は進むと考えています。
というか、僕は15年以上、
そうやって企業さんと関わってきました。
新しいテーマがNGという訳ではありませんが、
やるべき優先度がありますよ、ということです。
既存のリソースを引上げられないのに、
新しいものを導入するって
何かピンとこないですしね(^^♪
だからこそ、
『内部体制の最適化』
というアプローチが効果的なのです。
さて、
前回、僕は
企業経営においての“最適化”とは、
1.売上の最適化
2.利益の最適化
3.人員配置の最適化
であるということをお伝えしました。
上記3点の“最適化”を図るために日々、
サービス提供・役務提供を行っている
と言っても過言ではありません。
前回はその中でも
“売上の最適化”
について触れましたね。
今日は
“利益の最適化”
について話をしてきましょう。
“利益の最適化”
会社内では、
「業績目標」「KPI」
というものを共有しているかと思います。
大半の人が、
「ノルマ」
と認識しているかもしれませんが・・・
そのKPIの中には
「利益目標」
というものが必ず含まれています。
利益と言っても様々な要素を含みますが、
僕が最も重要視している利益、
それは
粗利(売上総利益)
です。
様々な企業を支援してきましたが、
組織全体で把握がしやすく、
一番、身近な利益は、
粗利(売上総利益)
と言えるでしょう。
(あくまで僕の持論ですが)
つまり、この粗利こそが
事業を高収益にする最大のポイント、
なんですね。
“利益の最適化”
とは、
粗利を“最適化”することであり、
結果として、
事業の高収益化を生み出すことだというわけです。
業種にもよりますが、
利益率が低い業種は
原価(材料・外注)を管理する必要があります。
コンサルタント等の役務提供型の業種は、
原価率が低い分、
売上≒粗利となっているケースもありますね。
キチンと、
部門別経営を進めている企業では
変動費を原価に含めて
粗利を算出している企業もあります。
この粗利を如何に増やすか、
その手立て(アクション)を
部門別の責任者が理解しているか?
会社側は「ノルマ」を与えている印象で終わらず、
アクションの支援・サポートが
出来ているかが勝負の分かれ目です。
このバランスこそ、
「全体経営」
です。
各現場は粗利を最大化する為の
手立てを立案し、実行する。
経営側は「ノルマ」印象ではなく、
アクションの支援・サポートを徹底する。
このバランスを維持するためにも、
“人員配置を最適化” ← この詳細は後日
が必要になってくるわけです。
さあ、2021年も後半戦に突入しました。
今年はどのような1年で締めくくるか?
どのようにして、
各部門の粗利目標を
達成するか?
その為の手立ては具体化されているか?
“利益の最適化”
とは、粗利を最適化することであり、
結果として、事業の高収益化を生み出すこと。
日々の忙しさに追われることは、どの企業でも同じです。
その中で、どれだけの人や部門が
通常業務とは別に、
“利益の最適化”
に向けて動き出しているか?
今時期だからこそ、
アクションプランを見直しておきましょう。
そもそも、粗利を最適化できる方法を
しっかり共有できているか?
メンバー全員が役割を把握できているか?
役務提供・事業展開は勿論ですが、
粗利を最適化するための方法・方針を細かく、
チェックしておきましょう。
・解約/キャンセル率の引き下げ
・口コミ/紹介の好循環
・顧客の満足度(関わり方・サービスについて)
・顧客獲得率
等は最低でも押さえておくべき対策ですよね。
是非、見直すきっかけにしてみてください。
当たり前のことを当たり前にすること。
そして、
それぞれのリーダーが
自らの意思を持つことが
とても重要です。
ただの
「ノルマ」「やらされ」では、
力は発揮できません。
繰り返しになりますが、
この粗利を如何に増やすや、
その手立て(アクション)を
部門別の責任者・リーダークラスが
理解しているか?
会社側は「ノルマ」を与えている
印象で終わらず、
アクションの支援・サポートが
出来ているかが勝負の分かれ目です。
このバランスこそ、
「全体経営」です。
このバランスを意識しながら、
2021年下半期も目標達成に向けて、
取り組んでいきましょう。
それでは!
投稿者:K'sパートナー株式会社