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【第20回】実践から学ぶ経営モデル

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こんにちは。

経営コンサルタントの加藤です。

 

季節が巡るのは早いですね(^^♪

そんなことを思いながら

ブログを書いています。

 

さて、

僕は企業さんと関わる上で

大切にしている、

テーマに

『内部体制の最適化』

というのがあります。

最適化とは、

与えられた制約条件(経営資源)の下で

ある目的(経営目標)を

最大若しくは最小にすることですね。

 

常に新しい何かを求めるよりも、

今ある、既存の資産・リソースを上手く活用し、

磨き上げていくプロセスがとても大切だと感じます。

既存の組織

既存の商品・サービス

既存のお客様

既存の経営資源

を上手く活用できているか?究極までに最適化できれば、

事業収益の改善は進むと考えています。

というか、

僕は15年以上、

そうやって企業さんと関わってきました。

新しいテーマがNO

という訳ではありませんが、

やるべき優先度がありますよ。ということです。

 

既存のリソースを引上げられないのに、

新しいものを導入するって何かピンとこないですしね(^^♪

 

だからこそ、「内部体制の最適化」

というアプローチが効果的なのです。

 

さて、

「内部体制の最適化」

の中で一つ大切なテーマがあるとすれば、

それは、

 

部門別管理体制の確立

があげられるでしょう。

部門別管理体制とは、

部門別の利益の採算性を見える化して、

責任者に小さな経営を任せていくアプローチともいえるでしょう。

何ごとも大きく捉えるよりも、

細かく・小さく・分類していくことが大切です。

会社全体という業績を見せられても現場の人達は

ピンときません。

 

それよりも、自分達が関与している

事業部別の業績の見える化

があった方が対策が具体的です。

 

やるべきことが具体化されるというイメージです。

しかも、ビジネスですから、

限りなく成功する確率が高い

テーマに絞った方が良いです。

 

漠然とした話よりも、目の前の自分達で

コントロールできる領域をアプローチさせることに

集中させるべきなんです。

確かに、視野を広く、経営的視点

色々と言う人はいますが、

それは、小さな・細かい領域のことができて

着手できる内容に限りますよね。

 

先日、とある企業さんの事業責任者さん達と

来期の部門別管理体制について

協議してきました。

そこはスモール経営を推奨していますから、

10の事業部に小分けして

運営を行っています。

最小部門は売上80,000千円(年間)

最大部門は売上500,000千円(年間)

規模・人数は様々ですが、今が一番、経営状況が細分化され

当事者自らが積極的に経営を行なえる状況が出来上がったようです。

(5年目の今、メンバーさん全員が、仰っていました)

経営者は

10の事業方針・マーケティングアプローチ・管理ポイントを

確認した上でGOを出す訳です。

正直、そこまで分けなくても良くない?(笑)

って思いますが、責任者がこの状態が「一番、最適化です!」

という以上は、そうなのでしょう。

経理的視点だけを取り入れた

部門別管理ではここまで

運用が上手くいかないのでは?と思います。

部門別管理体制を通じて、

顧客ニーズの再認識

ライバルとの違い

スキマリサーチ

顧客化に向けたプロセス見直し

などを細かく、分類し

何が課題で

何をすれば、改善可能か?

改善効果が一番あるアプローチはどこなのか?

ここが明確にさせることが一番大切です。

しかも、

その結果、全社利益に対して、どの程度貢献できているのか?

が明確になる訳ですから、モチベーションは上がりますよね(^^)/

そうやって、実践を通じて、社員に経験を積ませることが

ホントの社員教育ですよね。

中には、業績トントンも厳しい事業もあります。

そこは如何に赤字幅を縮めるか?

若しくは撤退ラインをどこにするか?

この事業部の役割は何かを?

 

事前に協議した上でスタートしていますから。

100%ではないですが、そこに近い納得性と計画を持って

新年度を迎えている訳です。

 

そうやって実践的に社員に経験を積ませ、組織を成長させていく

このアプローチは組織を強くしますね。

さて、明日からその

10の事業責任者達と最終の方針・

マーケティングプランの確認日となります。

 

長い2日間になりそうです(^^♪

 

それでは、本日はここまです(^^)/

次回も楽しみにしておいてください。

投稿者:加藤 寛之

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