仕事をする基本的スタンス
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今晩は。今日は風が強く、真冬に戻った気分でしたね。4月なのにと誰しもが口にしたくなることを5回以上は口にしながら過ごしてしまいました。
今日のブログテーマは「仕事をする基本的スタンス」です。この時期ですから新たな気持ちで仕事に取り組んでいる方も、新入社員の方を指導する立場の方も頭の整理の意味合いで読んでみてください。
最近、コンサルティングの現場においても「仕事の基本的スタンス」を理解していないまま仕事に取り組んでいる方が非常に多くいる事に気づきます。更に、間違っているにも関わらず注意しない、注意できない先輩社員・管理職の方も多くみうけられます。(それは自分達のスタンスが間違っている事に気づいていないパターンが大半です)
正直言って、これは非常事態です。この厳しい経営環境の中で社員+先輩社員(管理職)が間違ったスタンスで仕事をしているわけですから。
勿論、企業によって仕事の優先順位や考え方は違うでしょう。「これが正しい仕事のスタンスだ!」などと正論をぶつけるつもりはありません。しかし、これだけは間違いなく言えます。
これだけは、職場の中で徹底させる必要があります。
それはあたり前の事ですが、「努力は他人が評価する」という事実です。自分達はここまで努力している、ここまで頑張っている、こんな時間まで残業している、経験が無いのにここまで作ったなどよく耳にする言葉です。しかし、結論は「だから何?」です。
会話、報告の中に自分達の努力を全面に打ち出す人が多いです。それをアピールする上司も多いです。しかしこれは間違いでしょう。確かに、努力は素晴らしい。才能の一つです。
でも、それは他人が決めることです。自分が決めるものではありません。自分で決めてしまう考え方自体が間違っています。この部分を理解できずに仕事をしている人が多すぎます。そして、その背景には狭い範囲(狭い価値観)でしか部下に仕事を任せていない上司がいるというのも事実です。上司がこのスタンスで仕事をしていれば、部下は当然、狭い範囲の努力の中で自分自身はやったんだ(努力した)と思い込んでしまうでしょう。
仕事は最終的には結果が全てです。お客様に対しての満足度が全てです。←頭では分かっているのに、日々の仕事に置き換えられていないのが実態ですね。
先輩社員(管理職)の皆さん、もう一度部下に与えている仕事を見直してみてください。自分の思い込み、中途半端な優しさから部下への仕事範囲を縮めてませんか?
日々、一生懸命働いている皆さん、俺達/私達はここまで努力しているのに!他の社員より努力しているのに!って思い込みが強すぎてないか見直してみてください。それは、期待の表れかもしれません。あなた以上に頑張っている人が実は隣にいるかもしれません。立ち止まってみてください。
双方の考え方で大きく、変化させられます。そうすれば、本当の意味での仕事の成果が何なのかを共有できるはずです。是非、この新年度の時期ですから考え直してみてください。
そうなると、仕事の成果って何だ!という話になるでしょうが、これは明日のテーマにしましょう。
まずは、明日からの仕事のスタンスを再度考え直してみてください。努力は他人(周り)が決めるものだという事実を。
投稿者:加藤 寛之