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危機感の共有って難しい!?

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今晩は。今日は危機感の共有についてです。経営者・管理者の方であれば常に危機感を持ち、日々を過ごされている事でしょう。

以前、弊社の社員から「危機感の共有なんて難しい。そもそも、社長と見ている視点が違いすぎる!」と言われた事があります。当時は何を言っているのか分からず、話を聞き流していました。

しかし、最近になってこの一言を真剣に考えるようになりました。確かに、社員と危機感を共有する事は難しいと強く感じるようになったのです。

私は将来から考えると常に危機感でいっぱいです。だからこそ、解決策としてスピーディー物事を考え、意思決定をしながら指示を出しています。

しかし社員の皆は現状を打破する為の行動に日々追われています。それはお客様のコンサルティングに必死になっている証拠です。

ここで私が確信した事は、経営者の危機感とは「将来から考えた企業存続の危機感」、社員の危機感とは「現状打破の解決策を模索する為に生まれる危機感」の2つに分かれているという事です。

 

同じ危機感でも全く性質が異なるものだと気づきました。立場の違う両者が同じ危機感を共有する事は無理がある。しかし、立場は違えどそれぞれは危機感を持って必死に働いているという事実があるのです。そこに、気づけたことで非常に楽になりました!

 

社員は社員の立場でお客様の為に体を張って仕事をしているのです。苦しい現状から打破する為に毎日、改善案を模索しているのです。それは表面的な正義感ではなく、お客様の事を想う気持ちから生まれる危機感が行動となっているのです。

 

そうなれば話ははやい。各社員はお客様へのサービス、品質には責任を持ち、実績を上げることが重要です。経営者は会社の全体業績、新規顧客獲得に責任を持ち利益向上させることが重要です。要は役割をはっきり分け責任を明確にするわけです。役割をはっきり分ければ仕事も社内のコミュニケーションも上手くいくはずです。

 

「うちの社員は危機感がない」なんて事は考えず、それぞれの立場の危機感があることを経営者、管理者の方は理解してください。きっと皆さんの部下はお客様の為に必死になっているはず。現状打破の為に日々、行動しているはずです。そんな部下がいることに誇りをもちましょう!胸をはりましょう!

 

そうやって役割の中で危機感を持った集団は成長し続けていくでしょう。K’sパートナーもそうあり続けたいと改めて感じました。気づかしてくれた社員の一人に感謝します。

 

ありがとう!!

投稿者:加藤 寛之