星野リゾート 星野社長からの教えと気づき!
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こんばんは。久しぶりの更新です。会社が成長し続けるには経営者として何を優先してなくてはならいでしょうか。先日、星野リゾートの星野社長の講演を聞きに行く機会があり、星野社長から組織を成長させる為の5つのポイントを教えて頂きました。
星野社長からの教え
① ビジョン・価値観の共有(夢を与えることが重要)
→手に届かないくらいの不明確であるべき ※手に届くようならビジョンとは言えない
②コンセプトの共感(誰に対して、何を提供するか。社員の納得度が必要)
③社内の情報共有(フラット型の組織)
④醍醐味を与える(顧客から褒められるという習慣)
⑤キャリアコントロール(自身のキャリアを自分で決めさせる仕組み)
今、自分達の会社内でどこまで仕組み化できているのか!しっかり確立できているか?と問われると我社には課題だらけです。
経営者の最優先すべき仕事
上記5つは全て経営者自らの責任で構築していかなくてはなりません。特に①・②に関してはどこまで時間を使うか。経営者自ら優先度を上げていけるかがポイントです。日々の仕事に没頭されすぎるとつい優先度が下がります。その理由は目の前の売上・利益を確保する上で、今ビジョンを設定し共有しても目先の業績には反映されにくいからです。しかし、その日々が続き過ぎると危険です。既存のビジネスモデルは常に変化と柔軟な姿勢が求められます。だからこそ、先をみる勇気と姿勢が必要になるのです。改めて考えれば私自身も目先のことばかりです。そう自らに言い聞かさせながらここに記載し何を優先すべきか整理しています。
社員の覚悟
組織の中で社員は何を覚悟すべきでしょうか。経営者の考えを全て把握できる社員などいませんし、期待してもいけません。しかし、社員にもそれぞれの立場があり、それぞれの責任があります。そこをしっかり各社員には伝えコミュニケーションを積極的にとり、理解させる必要が経営者にはあるでしょう。1度、2度話をしたくらいで分かるような事ではないでしょう。何度も言いますが経営者と社員は立場が違い、見ている世界も全く違います。そこを無理やり合わせることなど不可能です。唯一の共通項目がビジョンであり、そのビジョンを共有し合うことで関係性が強化され、信頼関係が生まれるのです。だからこそ経営者がビジョンを設定し、共有し合う組織を作りださなければなりません。
ビジョンに共感したのであれば、社員には責任が生まれるでしょう。自身の役割とその中で何を貢献するのか。仕事の癖をどう変えるのか。常に同じことで指摘され、同じミスを繰り返す社員と信頼関係を継続することは難しいでしょう。そういった事を許してしまうと組織に少しずつヒビが入るでしょうし、中途半端に許していると将来的にダメな組織になってしまうような気がします。そこを社員は理解しなくてはなりません。もし、ビジョンに共感したのであれば当然のではないでしょうか?
経営者としての提言
偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、まず始めにバスの目的地を決め、つぎに目的地までの旅をともにする人々をバスに乘せる方法をとったわけではない。まず始めに、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、その後どこにむかうべきかを決めている。
ジェームス・C・コリンズ「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」より
不適切な人をバスから降ろすのは経営者の仕事。しかし不適切な人が生まれない為にビジョンを設定し、仕組みを作る事も経営者の仕事です。そして、ビジョンに共感し自身の人生を充実させたいのであれば社員は何をしなくてはならないか?答えは明確です。それを我社の社員にも伝えていきたいものです。
投稿者:加藤 寛之