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鹿児島で出会った「一貫性」と「コミットメント」を併せ持つ最強のビジネスマン

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2017年最後のブログになります。

今日は感動的な出会いについて書いていきます。

先日、営業コンサルティングで鹿児島に行く機会がありました。
タクシーに乗車すると、何と以前もブログで取り上げた、
USPを発揮し続ける実践者(タクシー運転手さん)に
乗り合わせたのです。

このタクシー運転手さんは
乗客の好きな音楽・お勧めの音楽を選曲してくれて
リラックスさせてくれるという
「鹿児島唯一のタクシー」を作り出した方です。
(過去の記事URL https://ks-partner.jp/c-blog/1436/

運命的な乗車だと驚いたのは私だけで、
運転手さんは何気なく目的地の確認後、
直ぐに好きな音楽を聴いてくれました。

「お勧めでお願いします」と返したところ、
「ノラ・ジョーンズ」がお勧めらしく15分程度今回も心地よい、
ドライブを体験できました。

この運転手さんはサービスの本質を理解し、
どうすれば顧客が喜べるか、
楽しめるかをはっきり分かっているようです。

決してしゃべり過ぎず、
飛ばし過ぎず「安心」を提供してくれました。
数ヶ月前と変わらないサービスの「一貫性」がそこにあると感じました。

人は「一貫性」のある考え・姿勢には共感を覚えます。
何か応援したくなるような気持ちになります。

ビジネスにおける「一貫性」とは顧客への約束であり、
提供する商品・サービスの価値を証明する事にもなりますよね。
しかもそれを自然体で続ける事、継続し続ける事が物凄い事ですよね。

別にブランディングを批判している訳ではないですが、
意識してブランディングを行わなくても、
その商品・サービスの「一貫性」、
会社・個人の「一貫性」ある姿勢があれば
必然的にブランド価値は高まるように思えます。

この運転手さんがそこまで意識しているかは別です。
しかし、サービスへの拘りと「一貫性」のある姿勢がある事は事実です。
そこが自然発生的に、「鹿児島唯一のタクシー」という
ポジショニングを確保しているように感じました。

そして、極めつけは目的地到着後、最後の一言です。
「お客さんは以前も同じ場所から乗りましたね。
2回目ですよね。
以前、約束した通り、次からはこちらの番号に連絡ください」
と携帯番号がかかれた名刺を頂きました。

以前のブログでも書きましたが、
この運転手さんは2回乗車しないと
連絡先の名刺を渡さないポリシーで仕事をされています。
このポリシーの実行も非常に自然にです。

この運転手さんは、「一貫性」と「コミットメント」を
しっかり組合せる最強のビジネスマンです。

当然、次に鹿児島でタクシーが必要になれば、
携帯電話に予約を入れるでしょう。

心を掴まれ、ファンになった私は継続的に
この運転手さんのサービスを必要とする事は間違いありません。

実際、福岡などの他県からのお客さんからも
予約の電話が入るとの事です。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
2018年も皆さまに何かヒントになり得る記事を配信していきますので、楽しみにしておいてください。

2018年の1回目は1月10日(水)から開始させて頂きます。

投稿者:加藤 寛之