経営者が発揮すべきリーダーシップ
投稿日:
経営者の考えに個人が共感する事は
目標達成サイクルの大きな要素となります。
その為には経営者が持つ、
創業からの信念・理念というものを
しっかり理解させていく必要があります。
その理念への共感がビジョンへと繋がっていくのです。
今回は、経営者の考えに
個人が共感するために
必要なことを書いていきます。
経営者の仕事
経営者は徹底的にギバーである必要があります。
与え続け、企業を成長させていくことを
多くの報酬や経験を得る事ができるのです。
その為には、
1名でも部下、スタッフがいるのであれば、
理念の再認識とビジョン共有を共有してください。
このプロセスは経営者の大きな仕事の一つになります。
これには代役はおらず、
後回しにすればするほど業績にも
悪影響を与えてきます。
一貫性をキーワードに今一度、
原体験→理念→ビジョンについて考えていきましょう。
ここを考えるプロセスにおいて
(1)燃え尽きるギバーはNGです。
世の為、人の為、社会の為の会社と考える事は
問題ありませんが、何も考えず、
与え続けては息が続きません。
その結果としてどのような成果を得るのかを
同時に考えていくのです。
(やりがいと成果のバランス)
(2)他者志向のギバーを目指す。
与え続けながら、問題解決者として
どのような高い使命感を持つのか。
自らは何を得たいのかをはっきりさせる事で、
自己犠牲を避ける事が可能となります。
他者(市場・顧客)優先でありながら、
自らは何を得るのか。
どのような心の安定(やりがい)を得るのかを
しっかり考えていくのです。
他者志向型のギバーであることが、
納得性の高い、理念とビジョンを
作り出していくことになるのです。
卓越した関係性
顧客・市場とは強い関係性を作るべきです。
そこが無ければ、継続したビジネスは作り出せません。
経営者は理念→ビジョンの設計と同時に、
顧客・市場とどのように卓越した
関係性を築くかを考えていく必要があります。
卓越とは顧客・市場に対して
どのような約束を果たすのか?
どのような役割を担うのか?
そして、実現する為に、
どのようなリーダーシップを発揮するのかを
明確にしていくのです。
このプロセスは戦略へ落とし込む際にも、
社員教育を行う際にも
重要なキーワードとなるのです。
何を約束するのか?が定まっていない状況では、
マーケティングも設計できません。
(USPも設計できない)
そうなれば、顧客獲得も曖昧となってきます。
そこが理解できれば、優先順位もはっきりするはずです。
(1)理念の再認識(原体験)
(2)ビジョンの構築
(3)卓越の戦略(卓越した関係性と顧客への約束)
(4)USPを含めたマーケティング戦略
(5)顧客獲得に向けたアクション(営業展開)
間違っても(4)or(5)から先に進める事がないように、
あなた自身の状況を的確につかみましょう。
この優先度を決める事も経営者である、
あなたにしかできない仕事の一つなのです。
投稿者:加藤 寛之