「対話」から生まれる安心感
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おはようございます。
昨日まで色々と考えさせらることが多くありました。「会社経営」とは何が正解なのかはわかりません。方法論は沢山ありますが企業の目的、性質に応じて取るべき方法論が異なってしまいます。
しかし、大事な方法論の一つに「社員との対話」があるでしょう。アナログ的で斬新さはありませんが、対話を繰り返すことで「会社経営」をうまく機能させ、発展させることの重要性は実感しています。
特に、新規事業、新たなビジネスモデルに着手している会社にとって対話は非常に大事です。様々な情報共有、指示・命令系統をデジタルコミュニケーションに頼り過ぎるとバランスを壊してしまうでしょう。
こちらは、メール等でコミュニケーションを取った、取れたと思っても、相手は真意を理解できていない。全体を把握できていない。それが原因でスピード・生産性の低下は後に大きなチャンスロス招いてしまいます。
大事なことは泥臭く、アナログ的ですが対話を繰り返すことです。1人1人と対話を続けることで相手の理解度も把握できます。相手の悩みも共有できます。相手の日々の努力もわかります。当然、お客様の対応状況もよく理解できます。
そして相手は、対話することにより安心感が生まれてくるのではないでしょうか。安心感が生まれると更に仕事にチャレンジしよう。努力を重ねよう。という気持ちになれます。
常に自分を追い込み、ストイックに考えていける社員などごく一部です。経営者が社員にその部分を強く求めてはいけません。求めすぎても組織が疲弊します。各社員は仕事に対するストレスをためこんでしまいます。厳しさを求める経営者も悩みが増えてしまいます。結果として全員を不幸にしてしまいます。
厳しさを追及することは悪くないでしょう。しかし、前提に安心感が生まれる関係をしっかり作ることです。それには対話が重要なのです。
ささないことから始めてもいいでしょう。
K’sパートナーでも昨日、こんなことがありました。
前日に失敗した社員がお客様の提案書を徹夜して作成し、その完成度の高さを素直に褒めてお客様からも好評価を頂いたことで、その社員は自信を回復できたように感じます。
話すことが少ない社員と移動中に、現場の状況、自分の考えを聞かしてもらいとても成長していることを実感しました。こちらの指示事項を確実に実行し、改善のステップを踏んでいる手応えも感じました。
遅い時間までDM封入の作業を一人で全て終えてくれた社員が「私は何も貢献できないので、封入作業くらいは協力したかった」と報告してくれた際、私は素直に嬉しく思いました。
大げさかもしれませんが、会社を設立して良かったと実感しましたよ!!
私が一方的に感じているだけかもしれません。それでも会社・個人の状況を把握でき、各社員の成長を実感できたことはこれからの組織運営において非常に大事です。
何より私自身が安心感を得られたことで、また明日からも頑張っていこう!!そんな気分で日曜日の朝を過ごせています。
経営者とは孤独で結果を追求される仕事です。しかし、働いてくれている社員から沢山の安心感を与えてもらっています。ありがたく、贅沢なことです。だからこそ、前に進めるのです。
最近、社員、部下と対話が減っていると実感している方は、是非、月曜日から対話することを心掛けてみてください。幸せな気持ちになれると同時、現状把握と課題を明確にできるはずです。
投稿者:加藤 寛之