採用・育成・経常利益改善 K'sパートナー株式会社

社員研修の効果を倍増させる方法

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こんにちは

K’sパートナーの荒木孝仁です。

 

弊社では企業の業績向上支援を目的とした社員研修を行っていますが、

最も心掛けているのは、「実践」です。

 

高名な安岡正篤先生の言葉に「知識・見識・胆識」というものがあります。

「知識・見識・胆識」とは、

知識は、その人の人格や体験あるいは直感を通じて見識となります。

見識は現実の複雑な事態に直面した場合、いかに判断するかという

判断力の問題だと思います。

胆識は肝っ玉を伴った実践的な判断力とでも言うべきものです。

(「安岡正篤に学ぶ人間学」致知出版社 山口勝朗著より)

 

つまり、どのような知識力や判断力も「実践」を伴って本物になる

という事です。

 

上述した

「知識は、その人の人格や体験あるいは直感を通じて見識となります。」

とある通りに、同じ研修を受けても受け取めた内容や取り組み事項、

その成果が個々で異なります。

実践型社員研修の面白い所は、社員間で知識や見識を共有できるため、

得られる成果の幅が個にとどまらず、幅広く学ぶ事が出来る点にあります。

 

有名な毛利元就の「三本の矢」の教えの通り、一人の力よりも多人数の力で

より大きな学びを得て、今後に活かす。

実践型の社員研修ならではの学び方ではないでしょうか。

 

先日の社員研修でも、ある事業所で取扱い始めた新商品が

思った以上に売れたという事例報告がありました。

その後の10分間の休憩時間に入ると、

他所の社員が商品や販売方法などについて念入りに情報収集をはじめました。

更に、スマホで商品画像のチェック、商品の特徴等のリサーチをするなど、

積極的に販売準備まで行っている姿が印象的でしたが、

これこそが社員研修の成果と言っても良いのかもしれません。

 

ついつい社内では、どちらかというと良い情報よりも悪い情報の共有に

傾きがちです。

そのため、社員は成功事例や販売チャンスなど実践ノウハウの習得に

飢えているのかもしれません。

 

ごく稀に、「当社の営業マンは全員ベテランなので、研修の必要は無いが、

業績は下がっているので、どうすれば良いのかを知りたい」という相談を

受ける事がありますが、そういう経営者様にこそ、

実践型社員研修の効果を知っていただきたいのです。

投稿者:荒木 孝仁