【第88回 内部体制の最適化2026】
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新年、
明けましておめでとうございます。
加藤です。
2026年も、皆さんの経営に少しでも
お役立ていただける情報をお届けしていきます。
僕は企業さんと、
『内部体制の最適化』というテーマで
関わっています。
この『内部体制の最適化』の目的は、
「既存のリソースを有効に活用して、
安定的に増収増益を達成できる体制をつくること」
です。
その取り組みは、
・既存客からの追加収益の確保
・営業計画の100%達成
・その土台となる、部門別採算管理体制の再構築
この3つがセットになっています。
さて、多くの企業には、
「経営計画」
が存在します。
もっとも、
昨今の先行き不透明な環境を考えると、
「まだ着手できていない」という企業さんも
少なくないかもしれません。
それでも、企業は本質的に
“成長”と“発展”を求められます。
上場企業であれば株主のために。
中堅企業であっても、株主が存在する以上、
毎期の成長は前提となります。
中小企業であれば、
株主は社長ご自身です。
だからこそ、
「成長させなければならない」という思いを
社長が強く持つのも自然なことです。
この姿勢自体を、
否定するつもりはありません。
では、
その会社で日々働いている現場の方々は
どう感じているでしょうか。
「計画浸透」
という観点では、
正直、かなり難しいケースが多いように見えます。
スローガンは掲げている。
しかし、腹落ちしていない。
ヒアリングをしてみると、
・数値計画がピンボケしている
・計画と現実がかけ離れている
・“頑張っている感”だけが先行している
こうした状態を、よく目にします。
中長期計画そのものが
悪いわけではありません。
むしろ、必要です。
問題は、
「中身」と「つながり方」なのです。
そもそも、人は
常に
“成長・発展”を望んでいるでしょうか。
現場を見ていると、
「現状維持派」の方が
多数派に見えることもあります。
もちろん、
「現状維持は衰退と同じ」
という考え方も理解できます。
ただ、働く側の視点に立つと、
成長よりも
“目の前の現実”の方が切実です。
・お客様対応
・社内での立ち位置
・時短勤務への引け目
・子育てや家庭の事情
人は、もっと身近で現実的なことに
エネルギーを使っています。
会社には会社の論理があり、
個人には個人の事情がある。
という背景からも、
経営計画がそのまま浸透することは
本質的に難しいのです。
それでも、
経営として“成長”を諦めるわけにはいかない。
だからこそ重要なのは、
「会社の成長」と
「個人の目的」を
どう結びつけるか。
(意味付けできるか)
夢やビジョンを語る以前に、
・この仕事が、自分にとって何をもたらすのか
・この行動が、自分の生活とどうつながるのか
ここに“意味”を持たせられるかどうか。
例えば、
「営業計画100%達成」
という目標に対して、
自分は受注プロセスを細分化して、
成約率を高める。
その結果、
残業を減らして、子どもとの時間を増やす。
あるいは、
「追加収益の確保」というテーマに対して、
既存顧客への定期提案を仕組み化し、
年3回のキャンペーンを回す。
その結果、時短勤務でも堂々と働ける。
こうして、
“会社の目標”を
“個人の目的”に翻訳できたとき、
初めて人は主体的に動き始めます。
もっとも、
そこまで会社が
面倒を見る余裕はありません。
個人も、
そこまで深く考える余裕が
ないかもしれません。
だからこそ、
「会社と個人をどうつなぐか」
ここに、経営の工夫が求められます。
会社の成長と、
個人の目的を、同時に満たす。
(重なりを増やす)
これが実現できれば、
職場の空気は確実に変わります。
会社と個人。
部門と部門。
それぞれの関係性が、
もう一度、前向きに回り始める。
Uncomfortable Management から
Comfortable Management へ。
そんな転換点を、
今年は一緒に作っていけたらと思います。
いつかこの話をネタに、
またどこかでお会いして、
ゆっくりお話しできたらうれしいです。
それでは、また。
今回はここまでです。
どなたかのお役に立てれば幸いです。
投稿者:加藤 寛之




