【第19回】最新の事例から学ぶ
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こんにちは。経営コンサルタントの加藤です。
今日の出張はオンラインに切り替わりそうです。
さて、
僕は企業さんと関わる上で
大切にしている、
テーマに
『内部体制の最適化』
というのがあります。
最適化とは、
与えられた制約条件(経営資源)の下で
ある目的(経営目標)を
最大若しくは最小にすることですね。
常に新しい何かを求めるよりも、
今ある、既存の資産・リソースを上手く活用し、
磨き上げていくプロセスがとても大切だと感じます。
既存の組織
既存の商品・サービス
既存のお客様
既存の経営資源
を上手く活用できているか?究極までに最適化できれば、
事業収益の改善は進むと考えています。
というか、僕は15年以上、そうやって企業さんと関わってきました。
新しいテーマがNO
という訳ではありませんが、
やるべき優先度がありますよ。ということです。
既存のリソースを引上げられないのに、
新しいものを導入するって何かピンとこないですしね(^^♪
だからこそ、「内部体制の最適化」
というアプローチが効果的なのです。
さて、今日は、「内部体制の最適化」
を取り組んでいる企業様の事例を一部、ご紹介します。
販促物関連を販売する15名規模の企業様です。
ここ最近は、経常利益7%~10%を生み出す
高収益事業へ完全にシフトしました。
既存客に対しての信頼関係再構築
離反客に対しての再アプローチ
14項目の営業プロセス見直し
営業会議の廃止と企画会議の導入
営業事務の機能化
等
今ある、社内リソースを活用して、
収益性をドンドン引き上げてきました。
そんな中、最近の取組みを一つ、紹介しますね。
業績アップに伴い、
新たな人材確保・採用という話になりまして、
希望人材のペルソナ化にトライしてみました。
・どのような人材がフィットするのか?
・これまでの退職者人員の分析
・入社した社員の即戦力化に向けた仕組み作り(教育も含め)
を管理者・経営者とディスカッションを
繰り返していました。
ポイントは、顧客獲得と同じです。
如何に、求職者が求めているニーズを徹底的に深堀するか?
そして、もう一つ、
求職者と働いているスタッフの繋がる
「要素」
の洗出しです。
そこを進めるには、
社長・スタッフ全員とが繋がる
共通の要素を徹底的に深堀していくわけです。
そうすると、その企業では、
父親へのリスペクト
強さ
我慢
居場所
みたいな
全くビジネスに関係のない共通の要素が出てきたわけです。
その瞬間、皆で大笑いしてました(笑)
(え~!(^^)/みたな話です。全然、ビジネスと違うやん)
しかも、過去に退職・離職した人は、
上記、要素が抜けてたみたいらしいです。
(特に父親へのリスペクト)
男女含め、日々、誰も意識はしていませんよ。
そんなことは。
(だって、業務に関係ない訳ですし)
でも、繋がる共通の要素があるからこそ、
自然体で業務に集中できる環境が整っていたのも事実です!
そういった部分を
押さえた上で、採用に取り組むのか。
ただ、希望人材だけを
ピックアップして採用に取り組むのかでは、
結果は大違い!
という総意になりました。
そして、社長が、
「この会社は本当に、居心地がいい!」
「今期も利益がでたら、決算賞与を堂々と持ち帰ってくれ!」
いつもは、強面で、近づきにくい営業部長さんが、
「その一言が一番、嬉しい」
「私もこの会社の居心地の良さが大好きです!」
って会話を最後に聞かせてもらいました(^^)/
いやー素晴らしい!
正に、内部体制の最適化
を実践している人達の声ですよね。
決して、ぬるま湯体質でもなく、やらされ感でもない。
ひとり1人が利益を生み出し、高収益事業を作りながらも
最後は、居心地の良さを社員が感じる。
これこそ、
快適な職場環境
=
Comfortable Management
です。
採用戦略とか難しく考えなくても、共通の要素を洗い出す。
答えはそこにあると確信しました!
それでは、本日はここまです(^^)/
次回も楽しみにしておいてください。
それでは!
投稿者:加藤 寛之