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仕組みの次は「個人」

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前回までは企業が仕組み化を実施するときの
ポイントをお伝えしてきました。

これらのポイントは言ってみれば「環境」づくりです。
「環境」をつくった後は、「個人」への対応が必要となります。

 

あなたが一人経営者であれば、やるやらないは
あなただけの心構えで決まります。
ですが、社員さんがいたときはそうはいかないでしょう。

あなたの会社に社員さんがいないとしても、クライアントである企業で
仕組み化を行う際は、「個人」の問題は避けて通れません。

実際のところ、多くの中小・零細企業の多くは
個人のスキルや能力に依存した営業体制をとっています
(一部のエース社員に頼っていると言ってもいいでしょう)

誤解がないようにお伝えしておくと、
個人の能力に頼らざるを得ないというのが正解です。

では、個人の意識やスキルを高めればよいかというと……
実のところ、これは間違いです。

個人の意識の改革を行ったとしても限界があります。
研修でスキルの底上げを行ったとしても、個人差は発生します。

つまり、これだけでは会社や組織は
属人的な体制のままになってしまうでしょう。

そして、こういった体制のままでは一部の優秀な社員が
現場を離れた途端に業績が低迷するということが起こります。
ぼくも実際にそういったケースを多く見てきました。

 

この点だけ見ても、個人の能力に頼りすぎるのは
危険ということがわかるかと思います。

だからこそ経営者あるいは、コンサルタントとして
クライアントに関わるあなたの仕事は、
仕組みという環境をつくることを優先するべきなのです。

もし、クライアントが、個人(社員)の意識が低いと嘆いているのであれば
まずは仕組みつくりから提案してくださいね。
最終的にはセールスファネルの見える化、接触頻度の仕組み化、
不安要素の見える化などを通じ、社員教育を行っていきましょう。

その時に必要となるのが
・目標設定
・自己管理
・共感の輪
です。

これら3つのポイントについては次回以降でじっくりお伝えしてきますね。

投稿者:加藤 寛之