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ポリシーを正しく理解

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こんにちは
K’sパートナーの加藤寛之です。

会社を経営するにあたって必要なものと言えば何でしょうか?資金、人材、あるいは仕入先などありますが、ポリシーも必要なもののひとつです。
ポリシー(Policy)とは方針、政策のことです。企業ポリシーとして表明していらっしゃる企業も多くあります。
しかし、ポリシーは場合によっては会社の成長を妨げる要因になってしまったりします。
ポリシーが企業の成長を妨げるケースでよく見られるのが、ポリシーによって顧客に不便や不快な事を強いている場合です。
ポリシーと言えば、先日ニュースで八王子のあるレストランが「クリスマスイブのカップル入店お断り」を掲げてちょっとしたニュースになりました。この入店お断りの理由は「スタッフが悔しがるから」だそうです。
これもある意味、ポリシーという事ができます。この程度なら笑って許せるレベルのポリシーと言えますが、世の中を見渡すと
よくないポリシーも少なくありません。ここでいう「よくないポリシー」とは顧客に不便、不快を感じさせてしまう類のものです。
事業を展開する以上、経営者にはこだわりも自負もあります。
しかし、それを顧客の不便というかたちで実現するのは違うのではないでしょうか?
もちろん、ドレスコードのように「その場にふさわしい振る舞い」を指定するのはありだと思います。
この辺りは線引きが難しいのですが、
ひとつの指標が、自分が顧客として来た時にそのポリシーがある事に納得できるか、あるいはそのポリシーがある事によって心地よい環境を体験できるか、ではないかと思います。
先のドレスコードは会場の雰囲気を損なわない、つまり来場者全員に良い雰囲気を味わってもらうためのものです。
逆に顧客にとって経営者や会社のワガママに映ってしまうポリシーは決して歓迎されません。もう少し具体的に書くと、顧客に「意味が分からない」と思われてしまうものは基本的にNGと思ってよいと思います。これはたとえ経営者側にはしっかりとした理由があってもです。
企業にとっては常識でも、顧客にとっては判らないことは多々あります。もしポリシーを策定される場合は、一度自分が顧客となった時にどう感じるか、受け入れられるかどうかをシミュレーションしてみてはいかがでしょうか?
もし不便を強いているポリシーがあれば、それが事業の成長を妨げている可能性も検討してみるとよいかもしれません。

投稿者:加藤 寛之