売上アップにもつながる既存業務を見直し

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先日、長崎県の食品スーパーで実施した社員研修でのお話です。

これからの売上アップを考えるうえで重要となる
「お客様のリピート率」をいかに高めるかについて
研修を行いました。

研修では座学と実践を繰り返しながら、
社員のレベルアップを図ってきていますが、
この流れを切ってしまう言葉があります。

それは、「人が足りません」「時間が足りません」です。

今、あらゆる経営者様にお話をお伺いしても、
この「人不足」の問題に悩みを持たない企業は
無いのではないかというぐらいです。

研修会に話を戻すと、研修では主に
“これまでやっていなかった新しい取り組み”
について学習し、議論を重ね、実践を行います。

しかしながら、現場では“やる事”ばかりが積み重なり、
本来の「人不足」ではない、内部事情面での
「人不足」が起きるようになっているのです。

研修では都度、“新しくやる事”が増えていくので、
“やめる事”にも取り組まないと業務のバランスを
取るのが難しくなってしまいます。

“新しくやる事”を決めるのは出来るようになっても、
“やめる事”を決めるのは、頭では分かっていても、
実際の現場ではやはりなかなか難しい事なのです。

そこで、頭の理解をもう少し深める為に、
計数を活用して、“やめる事”を決める時間を
設ける事にしました。

この際に使用した計数は「在庫高」です。

食品スーパーでは特に、新たな取り組みを行いながら、
これまでの取り組みを維持してしまうと、
そのひずみは「在庫高」の増加という計数に表れます。

今までの売場を維持しながら、新しく売る商品を
空きスペースに出していると捉えていただければ
お分かりいただけるでしょう。

この「在庫高」の増加を業務レベルに落とし込むと
・新たな商談や発注業務が発生している
・新たな商品受入・保管業務が発生している
・新たな商品陳列・売場づくり業務が発生している
などが主に考えられます。

この新たな業務発生時間分は、何かをやめる事で
帳尻合わせをしなければなりません。
しかし、これまではその指標がなかったため、
何をどうすればよいのかが判らず、結果として
人手が足りないということが起こっていたのです。

しかし、この指標を「在庫高」に置き換えて
考えてしまえば事は簡単です。

もう売れなくなってしまった商品の取り扱いをやめる、
新たな商品と競争関係にある商品の取扱量を
減らすなどをして、「在庫高」を適正値に戻せば良い訳です。

また、業務を見直す際にも、やはりお客様満足という視点は
外してはなりません。
店都合・会社都合に偏り、お客様不満足を
生んでしまわないよう細心の注意は払うべきです。

当事例のように、限られたスペースで
限られた取扱い商品数の範囲で商売を
行うのであれば、「在庫高」を適正値に
調節すれば業務過負荷は起きません。

皆さんの業務においても、業務負荷を
少しでも軽減するために目安として、
現象を計数で捉え、目で見て判断出来る
指標を持つ事をお勧めいたします。

投稿者:加藤 寛之

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