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「目標達成が可能なチーム」とは??

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今晩は。

今日はお客様の若くてエネルギッシュな管理者の活躍を今日は紹介しましょう。

(大分県のお客様です)

そこを踏まえ、今日のテーマは「目標達成が可能なチーム」です。

 

四半期を終え、若い管理者が次の四半期に向けての方向性と戦略の提示を行う為に部門全員で時間を共有しました。

今回は事前に時間を使って擦り合わせを行いましたので、現状の課題と具体的なアクションプランに関しては経営陣とも共有していて内容に関しては自信を持っていました。

後は、現場にどうやって落とし込むかがポイントであり、最も難しい局面になるだろうと想定していました。(どのようにして共有していくか)

なぜならベテラン社員が多く、自分の父親世代がほとんどの組織です。誰であっても難しい局面になるはずです。

 

しかし、結果は若くても情熱的で誠実な責任者の発言に、ベテラン社員さんも共感してくれました。若くても光る物がある方は人を引きつけ、共感させ、行動を変えさせることが可能なのです。

 

どの企業でも目標は掲げるでしょう。年度売上、販売計画、利益計画など。しかし、目標達成できる組織と未達の組織の違いは何でしょうか?

それは個人においても同じです。目標達成が出来る人と、出来ない人の違いは何でしょうか?

 

目標設定の技術もあれば、目標への執着心もあるでしょう。やらされなのか、自発的なのか、目標設定をした背景にある「目的」を理解している、していないもあるでしょう。

 

この企業様の事例から言えば、

①共通目標の設定

②本音で意見をぶつけ合える環境作り

③全員の動きが最終指標につながる

上記3点が当てはまります。(勿論、様々な要因があるでしょうが、今回の企業様の事例として理解してください)

 

①共通目標の設定

目標設定の基本ですが、何を共通目標とするかが重要です。数値化することは当然ですが、シンプルで分かりやすくなければ本当の共感は得られません。

「毎日掃除する」「元気な挨拶」こんな当たり前のことでもいいのです。更に目標達成後には「全員で旅行にいく」などシンプルであればあるほど共感を得られるのです。

大事な点は新入社員、経験の浅い社員でも目標達成のイメージができる目標にすることです。小難しい経営指標やマーケティングの話は一部の社員で共有すれば十分でしょう。

ここで理解してもらいたい共通目標とは「全員が理解してイメージを膨らませやすい目標である」ことが重要です。

 

②本音で意見をぶつけ合える環境作り

意見を交わしたり、仲良くしたり、お互いにフォローしあったりと人間関係向上の上では全て大事な要素です。しかし、目標達成の為に本音で意見をぶつけ合うことは中々できないのではないでしょうか。

なぜなら、本音でぶつかり合うことで居心地の悪さや、ストレスを感じる人もでてくるからです。

リーダーはチームを目標達成に導く上で、本音の意見をぶつけ合う環境を作りだす必要があります。

表面的な理解や共感ではなく、各自の役割と責任を明確にして個人の行動を変える・変えさせる為にも重要な要素なのです。

勿論、自らが本音で意見を伝えることが前提になるでしょう。その上で組織(部門)の1人1人が本音で意見をぶつけ合うことが「正しい」「やりがいがある」という考え方を組織・部門に定着させることができれば環境作りができたと言えるでしょう。

 

③全員の動きが最終指標につながる

これは全体をマネジメントする立場の方であれば重要性を理解して頂けるはずです。組織をマネジメントする上では、結果が全てです。結果の指標は企業によって違うでしょうが、どの企業にも共通して言えるのは利益でしょう。最終指標は利益であり、そこに売上、回転率、新規顧客数、コンバージョン率、ページビュー数などのプロセス指標があるわけです。チームに属する各個人の日々の動き(目標)が最終指標への貢献となり、貢献する為にはプロセス指標をしっかり現場に落とし込ませることが重要なのです。

 

今日、ご紹介した企業様の若き管理者は上記、①〜③をバランスよく考えて、全体をマネジメントできていました。だからこそ、2年連続で部門の目標達成を可能にしているのでしょう。

 

皆様の会社、部門、チームも目標を掲げていることでしょう。達成する為に日々、邁進しているでしょう。

今月も明日で25日をむかえます。月末まで残り5日間です。休みを省けば、営業稼働日は3日〜4日でしょう。もう一度、「目標達成が可能なチーム」とは何なのかをよく考え、冷静にアクションプランを見直してみてください。

まだ、あきらめる必要はないはずです。

 

 

 

 

投稿者:加藤 寛之